鳥籠の前に差し出した。


――劉軌のおかげ!!


手の平の伽耶の欠片を鷹にみせて微笑んだ。


「劉軌くんと銀くんにお礼いいたかったのになー!!」


残念そうなママにパパが水をさす。


「しかし…久遠と話す時とかちょっと近くにいすぎだよな!!」

なんて…おかしいことまたいってる。


いきなり私の膝に頭を乗せてきた銀な頭をなでる。


はあ…次は決戦かー。


車の窓から見つめる空に星が流れた。