「大丈夫かね?」


麗先生が私が気分が悪いといっていたのを気遣い声をかけてくれた。


――大丈夫です…。
一応ワンフレーズだけ…。


そんな会話をしている時だった…。


いきなり眞夜未 単衣が蒼白した様子で震え始めた。


「大丈夫かしら…??」



連れのスタッフと向こうの先生とともにやがて彼女の様態が悪いと言うことで控え室に連れて行かれた。


「すみません――。

こんな事になってしまって……。」


向こうの音楽担当の先生が彼女が救急車搬送される事を告げられ申し訳なさそうにお詫びをして彼女に付き添っていった。