そのまま私のおでこに優しくキスをしてくれた…。


そしてゆっくり私の身体から自分の身体を離した。


―――行かないで!!


私は彼の手をギュッと握ったままはなさなかった。


―――まったく子供かよ…。

この代償は高くつくからな!!!


銀狼の温もりから私に彼の気持ちが流れ込んできて…そして彼は私の唇を彼の唇で覆われた……。


それは―――記憶の脳裏に魂に焼けつくほどに激しく熱く私の心に刻まれた。