牙を光らせて私に二胡を弾かせようと迫ってくる…。 そんな銀狼にも胸がギュッと掴まれているような痛みを感じながら熱くキュン…となく。 ―――出来ない……。 出来ないよ………。 また涙で視界がくもるこんな苦しい気持ちは初めてで伽耶も恐らく経験したことはない……。 ―――とにかく風呂に入ってきたらまたやるからな!!! フイッ…と身を翻してまた床にペタンと座り込む…。 ――ごゆっくり…。 部屋をでる鷹の言葉はそれだけでなぜか今日は嫌みすらいわない。