でも今度こそは…繰り返さない…。
3人ともその意志だけは通じていた。
こんなにも長い時間をかけて出会った久遠の剣客達…。
その宿命の深さを噛み締めながら私はそのまま打ち合わせが終わるまでただひたすらに両手を鳥籠と銀狼の頭をなでながら恐怖の底に眠るかつての勇気を奮い起こし今度は一人の仇打ちではなく自らの時代を守る為に戦う事を銀狼と鷹そして自分に誓い胸にきざんだ。
やがて打ち合わせも終わり私は鳥籠を抱え母親の横で何度も担当者の人にお礼をしつつ車へと乗り込む。
裏に思い出される…。
「なんだか‥…。
気味が悪いわね!!
最初はなんだか銀を連れていくのとか言ってたのに‥。」