神様が泣いたあと



次の日、教室にはいると予想通りの冷めた視線が俺に降り注いだ。

いつもなら“オハヨー翼!”とたくさんの奴らが声をかけてくれたのに

今日は何もない。

ひそひそ声に気付かない振りをして静かに席についた。




知ってたよ、こんな風になることは。

変わらないものなんてないんだ。

あの頃みたいに。