藍「ありがとう!」

岳「何で同情しなかった?」

藍「皇架の幹部は同情した?」

岳「してない。」

藍「それと一緒。同情されても
嬉しくないしね。」

岳「やっぱ、他の女と違うって
よく分かった。」

藍「家あと少しだから、ここでいいよ。
家反対なのにごめん。
気を付けて帰って。」

私はそう言って手を離し、
家に向かった。