そんなの絶対イヤだよ! 断固拒否! 「わたしが漕いで帰る!」 「その足じゃ無理だろ」 いや、余裕ですから。 チラッと自転車に視線をやるとカゴには鞄が二つ入っていた。 そうだ。わたし鞄放り投げちゃったんだよね。 「ちょ……っ、やだっ! なに!? やめてよ!」 大上くんの手が私の方にのびてきたかと思えば脇に手を入れられてびっくりする暇もなく身体が浮いた。