ジンジンする手のひら。 なにかにつまずいてしまい派手に転んでしまった。 この年になっても転ぶなんて… なにやってんだ、自分。 「うわ、大丈夫か?なにやってんだよー」 キキッというブレーキ音に顔を上げると呆れ顔の大上くんが自転車にまたがったままわたしを 見下ろしていた。 眉間にしわを寄せ、ぎゅっと唇を噛み自分のスカートに視線を落とす。 意味もなく手でパンパンとはたいた。 「転んだぐらいで泣くなよ」 転んだから泣いてるわけじゃないもん。 てか、その前に泣いてないし。 泣いてなんかない。