【完】うしろの席のオオカミさん




「日向子が好き」



真面目な顔で真面目な声で言う彼に。

不覚にもドキッとしてしまった。



「う、嘘言わないでください」


「俺の本気伝わんねーの?」



勘違いしそうになるからやめて。
そんな顔で見ないで。



わたしは好きじゃない。


嫌いだよ。
そう言ったよね?


大上くんがわたしを好きだなんてありえない。


うん。ないない。