「日向子さーん。早く浴衣に着替えてちょうだいなー?」 ずいっと莉乃ちゃんが顔を近づけてくる。 どちらかが動けば鼻の先が当たっちゃう、 そのぐらい近い。 いつもならすぐ顔をそらすのだが…… 「どうしたのよ、あんた。体調でも悪い?」 「ちょっと顔色悪い気もするね……ひなちゃん本当に大丈夫?」 椅子に座るわたしに目線をあわせるかのように二人は屈んでくれた。 心配そうな顔をする二人。 今日は文化祭二日目。 一般公開です。