「わっ………!?」 水瀬くんの背中に隠れるように立つわたしの腕を掴むとグイッとすごい力で自分の方に引き寄せた大上くん。 足がもつれてそのまま大上くんの方へと倒れ込む。 大上くんのにおい…… ふわっとミントの香りが鼻をくすぐる。 微かに甘い香りもしてくる。 たぶん女の子がつけるような香水かなにか。 「……日向子」 今まではちゃん付けで呼んでたのに…なに?いきなり。 男子に下の名前で呼ばれたことなんてないからすごい違和感。