頭を乱暴にわしゃわしゃとやって、大上くんは立ち上がった。 トイレ、とそう言い残して部屋を出る。 あ、はい…… いってらっしゃいませ。 「……はぁ」 さっきの大上くんにはびっくりしたな。 わたしはキスでも精一杯なのに…… その先のことなんてまだ考えられない。 すごい、子供だよね。 分かってるよ自分でも。 もう少しだけ待ってほしいです。 ……大上くん。 布団の上に横になって大上くんが戻ってくるのを待っていると次第にまぶたが重くなってきてわたしは目を閉じてしまった。