「はい、ここが私達が泊まるところでーすっ!入ろっか!」 なんで梨菜さんあんなに元気なんだろう。 わたしは歩きすぎて こんなにもヘトヘトなのに… 体力ないなぁ自分。 ロビーで受付を済ませるお姉ちゃんを待っている間、宿の中をキョロキョロと観察していた。 なぜか目に留まるのはカップルたちばかり。 仲良さそうに寄り添ってわたし達の前を通り過ぎたカップルをつい、視線だけで追ってしまった。 うわぁ……美男美女だったなぁ。 すごいー… チラッと隣にいる大上くんに視線を動かす。