【完】うしろの席のオオカミさん



自分でもよくわか分からない。


恋愛の好きって……どんなものなの?


知らないわけじゃない。
初恋とかちゃんと経験してきた。


でも、分からなくなった。


なんか、ごちゃごちゃになってきちゃってもうわけ分かんないよ。



嫌いだったはずなのに。



「分かんない……」 




一気にしゅんとなったわたしに二人は目をパチパチさせていた。


受験が終わって結果も分かってさっきまで晴れ晴れとした気持ちだったのになにこの気持ちの変わりようは。



うわ、わたしって気分屋だったのね……



いろいろ深く考えてしまうのがいけないんだよね。