机の上にある封筒。 ……うん。あれだよね。 合否通知書だよね。 ゴクッとつばを飲み込んで意を決して封筒を開ける。 「ふぁー……よく寝たわー」 紙を持つ手が小刻みに震えている。 これは、夢じゃない。 「お姉ちゃんっ!合格したぁーっ!!」 「え?おぉ!おめでとー!」 勢いよく抱きついたあまりお姉ちゃんは壁に頭をぶつけてしまった。 これでもかってぐらいぎゅーっと腕に力を入れる。 「あ、そーいえば。梨菜からメール来てたんだったな」 梨菜さん……! 大上くんどうなったんだろう。 気になる……