「本の角って、痛いのな」 すぐ近くから聞こえる声。 あ、そっか。 もしかして庇ってくれたのかな。本から。 本が落ちてくることよく分かったね大上くん… 「ゴホッゴホッ……あー…完璧風邪だなー」 今度は肩に顎を乗せられてくすぐったくて身をよじると腰に回る手に力が入った。 な、なななに……!? 密着しすぎでしょ、これー! 「大上くん……っ」 「なぁ、俺の風邪もらってくんねぇ?」 囁くような言い方。 耳に吐息がかかるくらいって……どんだけ近いのよー!!