そして、放課後
先輩を呼び出して、告白して
そしたら先輩も俺も実は気になってたなんて言うから
あっさり付き合うことになる
と思ってたのに。
『ごめんね、彼女、できたんだ』
そんな言葉が耳に飛び込んできて
嘘
って言葉が反射的に頭に浮かんだ。
だって先輩には彼女なんていなかった
元カノと別れたのだって
もう五ヶ月も前だし
だからそんなはずはないと思ったのに
『いつ、ですか?』
『え?
あぁ、
昼休み、なんだよね』
先輩はそういって、隠しきれなかったのか頬を緩めて幸せそうに笑った
そんな顔は
初めて見たよ

