『武士ドルが斬る!?』 〈後編〉



 「やったかって聞き捨てなりませぬ!!」



 濃君が目をつり上げた。




 「まあまあ…まず吉乃にここがどこなのか…?

 事情を話してからじゃ…!

 先ほどから目を泳がせてばかりだからのう…!!」



 殿は私の様子を見て意地悪に笑われ…私はなんだか恥ずかしくて俯いた。




 「吉乃…。


 ここはわしらの住まう―――戦国時代じゃ!!!


 ここは…美濃の山奥じゃ…。」




 「えっ‥????」



 予想もしない言葉が返ってきてまたもや激しく動揺する。




 「そんな…単刀直入すぎます!!

 姉さま…!!

 私達は忍び達にかけた施しのお陰で一時時を渡ってしまったようです…。」




 「一時…時を渡ったって………!!!


 まったく意味がわからず私はあわわと声を震わせた。




 「まあ…驚かれるのも無理ない…ですわよね!!

 施しの時間は…施しを行った12時間の間だと思われます…。

 それまでは…こちらに身を寄せる事になりました。」