『っ…』 『いいんだ。辛い時は、泣いていい』 けれど中盤、些細なことで砕けた心を彼は優しく抱きしめる。 『私は一生一人なの…誰の優しさも信じられない!だって人は、裏切るから!』 『……』 『…けど本当は、こんな自分が嫌。こんな自分が惨めで、大嫌いでっ…』 心に思うこと、それは間違いなく本音。 だけどもう一つ 時折よぎる気持ちも間違いない本音で そんな自分に戸惑い、嫌い それでも伸ばされる、手