ー… そして取り敢えず、とあがったハルの家。 そこではベッドに腰かけ足を組みこちらを見下ろすお姉さんと、床に正座する私とハルの姿があった。 「…で?何この女は。誰?」 「な…名内霞と申します」 「俺の彼女だよ」 「…彼女?」 その言葉に反応するように、マスカラとアイラインで仕上がった目はジロリとこちらを睨む。 「ふーん…彼女、ねぇ」 「……」 「…あんまりそうやって威嚇しないでよ。その態度に今まで何人俺の彼女逃げてると思ってるのさ」 「別に威嚇なんてしてないわよ」