怖くて、でも好きな気持ちがある事が。 「じゃ、ダーリンだね!」 手を繋いで、散歩した。 いつも行く散歩道。 でも今日は… 少し。少しだけ。 幸せが膨らんだ気がした…。 「えっと、あのー…」 真っ赤な顔。口はあやふやに動く。 「そ、あ…そうそう!今何時?」 どうでも良い話。きっと、雫も一緒。 なかなか言えない。 「四時。結構時間たったね!」 話を流す。どうしても、焦ってしまうから。