「どう・・・って、友達だけど」


「毎日・・・休み時間に会いに来るのも・・・友達?」


少しだけ、海道くんの目が揺らいだ。


「そうだよ」


「私・・・海道くんは隠し事とかしない人だと思ってた・・・だから、私の事・・・話そうかなって思ったのに・・・・・・」


自然と涙が頬を伝う。


あの日から、涙を流したあの日から、私はどんどん弱くなっているような気がする。


泣き虫になってしまった。


「朝比奈っ・・・話って・・・」


「今の海道くんには・・・・・話せない・・・」