嘘つき彼氏 (完)







お礼を言うと若宮君は
また頬を赤らめて
「別に」と呟いた。





二人で帰路を歩いていると






「そういえば
水守って朝倉と付き合ってんだろ?」






私はそんな質問されると
思ってなかったから
ちょっと焦って答えてしまった





「う、うん。そうだけど?」