「…ありがとな」





そう言ったそいつは
屋上への階段をかけ上がっていった



彼氏が…
もっと嫌なやつだったら
よかったんだけどな
お礼まで言われちゃったらな…





…水守
絶対幸せにしてもらえよ?
じゃなきゃ俺がいつでも
奪いに行くからな!






その時俺は柄にもなく
一筋だけ涙か流れた