「うおっ!!」 そんなに衝撃があった訳ではなかったけれど、俺の体はグラリと後ろにふらついた。 ---えっ・・・!? 妙な感覚がして、チラリと足元を見れば・・・ そこにある筈の、地面がスーッと消えてゆく。 「なっ!?」 成す術もなく、暗闇に吸い込まれて行く俺とフローラ。 吸い込まれて行く中で、フローラだけは離さぬ様にと腕に力を込めて抱きしめた・・・