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(side:フローラ)


・・・ピチャン


---水・・の音・・?


「様子はどうだ?」


「はい、息はしておりますので変わりありません」


「そうか・・・」


朦朧とする意識の中で、耳に届いたのは男達の話し声。


「このまま順調にいけば、三日後には儀式を行えそうだな」


「はい。魔法陣の方も、その頃には完成するかと・・」


「出来るだけ早く完成させろ。
俺は、あの女と話をしてくるから、お前達は魔法陣の様子を見て来い」


「はい」


会話をしながら、コツコツと数人の足音が遠ざかって行く。