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姫さんを部屋に送った俺達は騎士団に警護の配備を伝えた後、黒い霧の報告をして王子は先に部屋を出た。俺は精霊使いを調べる為に城の書庫へ古文書を取りに行った後、王子の後を追い今は王子と執務室に居た。


「んで?詳しく説明してもらおうじゃねぇの」


古文書を机の上に置いて気になりまくってた事を早速、王子に聞いてみる


「さっき言った通りだ」


---おいっ!わからない事だらけなんだけどっ!?



「この目で見たから精霊使いとか歌うと植物が生長しちゃったとか信じるけどっ!そもそも、姫さんって・・・」


「ラクスの村出身。18歳の精霊使いでエルフの子孫。」



「だからっ!いつも言葉が足りないんだよっ!それだけじゃなっ・・・エ、エルフぅーっ!?」



「違う。エルフの子孫」



「エルフの子孫・・・って事は姫さん人間じゃないの?」



ギロリと怒りを顕にした睨みを俺に向けてくる


---こ、怖ぇーっ!!



「取り敢えず書庫から古文書持って来たから精霊使いの事、調べてみる」