彼の瞳が私を冷たく見下ろす。 綺麗な整っている顔。 ツリ目で、茶色い瞳。 ダークブラウンに染められた髪は程よい長さで、少しハネている。 さすが、学校では一番イケメンだと言われているだけはある。 見惚れてしまう程カッコイイ。 そうだよね、こんなカッコイイ人が、私の事好きになるなんてはずなかった。 私がただ、1人で舞い上がってただけだ。 勘違い女。 恥ずかしい。 「じゃっ、あ…っ!」 私はコンビニの袋を握り締めてその場から走った。