ドアから出たすぐ目の前には、何故か1人で制服姿でいる修哉。 「え、しゅ、う…や?」 バッチリ修哉と鉢合わせして、しかもバッチリ目線まで合ってしまった。 これは、不運と言うべきか、幸運と言うべきか。 私にはその判別がつかなかった。 すぐには目がそらせなくて、何秒か固まってしまった。 「…え、と、ここで…何してる、の?」 なんともぎこちなくコンビニのドアの傍で修哉に話しかける。 「…コンビニに来たに決まってんだろ」 修哉は私からすぐに目線を逸らし、ふてぶてしくそう言い放った。