「俺は真優ちゃんから、もう充分幸せをもらった。 学校が楽しくなったのも、笑ってられるのも、全部真優ちゃんのおかげだよ。 ……ありがとう」 違う、違うよ悠太君。 それは、全部あたしの台詞だよ。 翔太と別れて、寂しさと不安で作り笑いしかできなくて。 そんなあたしの側にいてくれたのは、悠太君なんだよ。 いつも笑わせようとしてくれて、 時々意地悪ばっかりで、 でも、他の誰より優しくて。 悠太君の温かい優しさが、氷のように冷えたあたしの心をゆっくり溶かしてくれたんだ。