「真優ちゃん?」 あたしの顔を覗き込む悠太君。 「うん、行くよ」 「そ? 花澤さんは?」 「あたしも行くー」 「んじゃ言っとくな」 そう言って、ポンポンとあたしの頭を優しく撫でて、男子の輪へと戻っていった。 ……胸が、熱くなる。 触れた手が、すごく優しくて、温かい。 このまま…… このまま、悠太君と笑い合っていけば、 いつか翔太のこと、忘れられるのかな……。 そんで、いつか、 幸せに、なれるのかな。