唇が離れると、悠太君は幸せそうに笑って。 「ね、真優ちゃん」 「ん?」 「……もっかい、いい?」 「……えっち」 そっとあたしをベッドに押し倒すと、悠太君は嬉しそうに微笑んで。 自然と、あたしも笑顔になった。 「手加減とか、できそうにないんだけど。それでも、いいっすか?」 「うん」 「……幸せすぎて死にそう」 「……ばか」 このとき……重なる唇、溶け合う体温、繋いだ手が、 すごく、幸せを感じたんだ。