下駄箱に行き、あたしは翔太の下駄箱の前に立つ。 開けると、中には上履き。 もう、帰ったんだ……。 「……ごめん」 翔太、ごめんね。 あたしは、翔太からもらったリングのついているネックレスをそっと、下駄箱の中に入れた。 明日見たら、ビックリするかな。 なんんて、考えて。 あたしの瞳から涙が溢れ出す。 どこの場所に行っても、翔太との思い出が頭を過ってしまう。 ねぇ、翔太……知らなかった。 翔太が隣にいる日々が、こんなにも当たり前になっていて、 こんなにも、幸せだったんだなんて。