放課後になり、あたしは担任に呼ばれ職員室へと向かう。 「これ、図書室に返しといてくれ」 担任から渡されたのは、一冊の辞書。 「あ、はい。……あの、転校届ってでてますか」 「まだどこのクラスも一枚もきてないぞー」 「……ありがとうございます」 この担任の一言で、ほんの少し安心してしまう。 あたしは職員室を出て、図書室へと向かった。 図書室に着けば、あたしは辞書が置いてあるカウンターの方へと歩み寄る。 本を戻し、カウンターの椅子に座った。