先輩たちの演奏はとてもかっこよく、 『 金賞をあげてください 』 と言いたくなるほどだったのだが 現実はそんなに甘くなく、 3年生の先輩と過ごす時間はもうわずかとなった。 楽器引き継ぎの日も 打楽器は特に引き継ぎなどがないため ずいぶんあっさりと先輩たちは部活を去ってしまった。