「くーるみ、帰ろうぜ♪」 その日は早く咲いた狂い桜が散ってゆくのが印象にある 「涼!うん、帰ろうっ♪」 差し出された温かい手を握りしめて高2最後の高校の門をくぐり抜けた 「来年からまた新一年生が増えるね」 「うん、てかくるみ可愛くなった!誰かにとられそーっ」 と笑顔で抱きしめてきた 「ちょ、人が見てる!」 「あははっ、そこの公園綺麗だね 行ってみようか」 目の前に広がるのは小さな公園 足を踏み入れると桜がざわざわと風に揺らされて桜吹雪ができていた