今は4月・・・



あたしは、桜庭徠華(さくらばらいか)
今日から1年遅れで高校に通う事になった
まっそれはあとで説明するとして、



「ままーーーっ」

叫びながらあたしの方に走ってくるのは
もうすぐで3歳になる息子 萊夢。


「萊夢 用意出来たね。
幼稚園行こっか。」

「いくぅー。」

あたしは萊夢を連れ、家を出た。
そこから歩いてすぐの幼稚園まで
萊夢を送って行く。


幼稚園に着くと、

「萊夢くん徠華さんおはよございます」

萊夢の担任である、湊先生がいた。

「おはよーございます。
今日も萊夢のことよろしくお願いします。」

湊先生に挨拶をして、萊夢のことをお願いした。

「わかりました。学校がんばってください。」

「ありがとうございます。
んぢゃ萊夢。湊先生のことよく聞いて
いい子で居ててね。」

あたしは萊夢の頭をゆっくり撫でた。

「らむいいこにしてる。
ままお勉強がんばって」

「萊夢いってくるね。そしたらお願いします。」

萊夢に手を振り、あたしは今日から通う事になった雨宮高校に向かった。