俺が彼女を抱けない理由




「アタシ、結城くんの気持ち分かんないよ。葵ちゃんはあんなに思ってるのに」



「葵がさぁ。。」



「うん」



「今日部屋を飛び出す前に俺に言ったんだ。。。俺はずっと沙希のことが好きだって。

二人でいても一人みたいだったって」




「・・・うん」




「俺。。沙希のこと好きだよ。でもそういうのじゃない」




「でもそれは葵ちゃんには分かんないよ」




「。。。。」




「アタシは沙希も葵ちゃんも友達だから。。」




「分かってる」




「葵ちゃんが目を覚ましたらちゃんと結城くんの本当の気持ち言ってあげて」




「・・うん」






「降りよ」



「。。ここって」



辺りは暗くって足元もよく見えない



俺たちは携帯の明かりでそこまで歩いた。










「。。。三浦。葵を連れて行くなよ。」



俺と夕実ちゃんはお墓の前で葵の無事をずっと祈ってた。




雪はどんどん激しくなる。




それでも俺たちはそこに座り続けた。




今までの葵の言葉、表情を思い出す。俺。。気づいてたはずなのに。





「そろそろ葵ちゃんのところに戻ろう。」



「あぁ」




三浦。。



葵のこと守ってくれるよな?







最後にもう一度だけ三浦に話しかける。





そして俺たちは病院へと戻った。