それでも、わたしじゃだめですか?




「ごめんね、成優ちゃん…ありがとうね……」




「おばさん、今日泣いてばっかりだよ~!」




「!…確かにそうかも」




そう言うとおばさんはクスッと笑う



おばさんの昔からの笑顔



桐哉と私が喧嘩をすると、

必ずクスッと笑ってた。




いつものおばさんがちょっと帰ってきた


そんな気がした。