「…私、迎えにいきます。」 コートを手にとって準備を始めると設楽さんの慌てた声が聞こえてきた。 《いや、大丈夫だよ!》 「私…呼ばれてるんですよね?行ったら少しはましになるかも。」 《そうかもしれないけど…こんな酔っ払い連れて帰れないでしょ?》 …たしかに。 「え…でも……」 《じゃあさ家連れて行ってもいい?》 黙り込んだ私に設楽さんが優しく言う。 「…はい。」 《じゃあ家の近く着いたらまた電話するね。》 「わかりました。」