泡の人

「ちゃんと想いを伝えたいんだ。あの男に」

「奇遇だね、私もちゃんと伝えたい人がいるの」

「僕も」

「ボクも」

「おれも」

「アタシも」

「永遠に想うだけなんて辛すぎる!」

その結果、1番思いの強かった俺がその想いを背負って人間に。

これが奇跡と言う物。ただしそれは3週間で終わる。人間になった体がそう教えてくれた。