私達は、図書室に入った。


今の時間帯は、図書室に誰もいない。


ーーガラッ


『座って?』


私と駿は、向かい合わせに座った。


本当は、駿が隣に座ろうとしたかから向かい合わせに座らせた。


その方が話しやすいし。


『誰も大翔を好きって言ってないよ?』


駿「好きって顔してる…」


好きって顔…?


そんな顔あるの…?


『まぁ。好きだけどね?』


駿「……」


無言か……


『友達としてね』


駿「!?」


やっと、わかったみたい。


自分が勘違いしてたって……


駿「菜々~。好き…」


そんな消えそうな声で言わないで…?


『私も好き』


まぁ。なんとか、駿の誤解も解けたし屋上に戻ろう。