先輩のもとに駆け寄ると、先輩がぎゅっ と抱き締めてくれた。 「卒業おめでとう、心優」 「ありがとうございます!」 「このあとは、心優の卒業祝いにどこか いく?」 「えっと、じゃあ───」 そういいかけた瞬間、携帯がメールの着 信を知らせ。 「ちょっとごめんなさい」 そう言ってメールを開けば、目を疑うよ うな事が記されていた。 ────────── ごめん。 俺、アメリカに行く。 ────────── 「……え?」 なに、これ。