あれからも何度も心優に迫った。好きだ と伝えた。 だけどその瞳は時折、憂いを称えながら 揺れるだけで、いつもはぐらかされてし まう。 もう、時間が、ないのに。 だけど心優は未だに神崎先輩と付き合っ ていて、俺にはそんな二人の絆は壊せな くて。 徐々に近づくタイムリミット。 ただ、悔しさと虚しさに、襲われた。