『俺の、好きなひとは、他校にいる幼な じみの』 やめてよ。 『澤部心優です』 好きだなんて、言わないで。 「───……心優ちゃんっ!?」 驚いた翼君の声を背中に受けながら、た だ走った。 好きだなんて言われたら、どうしたらい いかわかんないんだってば。 こんなに心臓が揺れるのも、罪悪感にの みこまれるから嫌なの。 ねえ、駄目なの? もうただの幼なじみじゃ、いられないの ───……?