「お邪魔しまーす‥」

またしてもおうちの方はいないみたい。

とりあえずリビングへ向かう。

なんか、お酒くさい‥?


ソファに寝ている詩月くん。
その周りに転がった大量の空き缶。
お酒だ。

私は彼のとこに駆け寄る。
「詩月くん?大丈夫?」
「‥うーん‥あ、みずは‥」

なんだかまだぼーっとしてるみたい。

どうしよう‥
彼をおいて学校へ行く?
それとも先生に言ってお酒のこと注意してもらう?

いや、私がなんとかしなきゃ。
私は、詩月くんに約束したんだもん。