「あ、はい。ありがとう。」 「うん。」 私はそれをそのままカバンに入れた。 「あ、私ここで曲がるけど‥」 「俺まっすぐだ。」 「じゃあ、バイバイだね。また明日。」 「うん。じゃあね。」 そこでわかれた。 これから、詩月くんと毎日会えるのか。 しかも席が隣だし‥ 考えるとまたにやけてきちゃう。 私は1人軽い足取りで帰った。