2人でファミレスをでる。 「もう真っ暗だー‥」 外は真っ暗。 でも、心地よい風。 春の夜は好きだ。 「私ねー、春の夜の香りが好きなんだよねー。こういうの。」 独り言のようにつぶやいてみる。 「わかるかも。」 詩月くんがそう返してくれる。 私は少し驚く。 詩月くん、私が話しかけても半分くらいは返事ないのに‥ 天気の話は好きなのか? 話をふってみる。 「あとねー、夏の曇りの日の生暖かい雨が好きかな。そういう日は傘ささないで歩いちゃう。」 「変なの。」