私はそう言って立ち上がる。 体育館へ戻ろうと一歩踏み出した時。 「わっ‥」 段差につまづく。 私はとっさに側にいた詩月くんに手を伸ばした。 「っと‥あぶね。」 そう言って私を支える詩月くん。 私を見下ろす目と目が合う。 私は飛びのいた。 「あ!ごめん!」 「いや‥」 すると詩月くんはこっちに歩いてきた。 え、なになに? 「ひも、ほどけてる。」 私の靴を指差して言う。 「あ、ありがと!」